これでもか!文法解説
<第2課>前編〜持っている(後編「持っていない」に続く)
この課では、いよいよ動詞の活用をやります。これは覚えていただかないとどうしようもないので・・・(お、おやじギャグ・・・)ねねのいった通りにお手てとお口を動かして、ついてきてくださいね☆よろしく!
【avoir】 持っている =have
原形をご一緒に読んでみましょう。・・・「アヴォワール」。oiは必ず「ワ」と読みます。
辞書にはこの形で載っています。でも実際に文の中で動詞として使われる時(不定詞以外)は、主語に合わせて形が変わっています。これを活用といいます。
動詞の活用を覚える時は、訳あって必ず主語代名詞とセットで覚えます。
なので、まず主語代名詞を8つ覚えましょう。
〜主語代名詞〜
je ジュ・・・私は
tu チュ・・・君は
il イル・・・彼は、それは
elle エル・・・彼女は、それは
nous ヌ・・・私達は
vous ヴ・・・あなたは、あなたがたは
ils イル・・・彼らは、それらは
elles エル・・・彼女らは、それらは
[注意]
・ tuとvousの使い分け
tu・・・単数、親称(家族や友人など、親しい人に対して、カジュアルモード)
vous・・・複数では必ずこれ。単数でも敬称の時(ていねいなとき)
・ 3人称のil, elle, ils, ellesは人でもモノでも使います。フラ語の名詞は男性・女性に分かれているからこれができるんだね☆
〜avoirの直説法現在の活用〜(「直説法現在」ってのは、「普通の現在形」だと思ってください)
jユai ジェ
tu as チュア
il a イラ
elle a エラ
nous avons ヌザヴォン
vous avez ヴザヴェ
ils ont イルゾン
elles ont エルゾン
とりあえず、何も考えず1回読みながら書いてみてください。
[注意]
・ j'aiというのは、je aiが
エリジオンした形です。
・ 「イラ」「エラ」とつなげて読むのは
アンシェヌマン。
・ 「ヌザヴォン」「ヴザヴェ」「イルゾン」「エルゾン」とつなげて読むのは
リエゾンです。
《エリジオンとは?!》
エリジオンとは、二文字でeで終わる言葉(je, ce, de, le, me, ne, se, te)の注ぎに母音で始まる言葉または無音のhで始まる言葉がきた時、eが消えてユになる現象です。(「無音のh」とは、母音同様に振る舞うhのことです。大部分のhがこれだと思ってください)
だからje ai→j'aiとなるわけですね。
3つの言葉la, que, siは上の条件に当てはまりませんが、エリジオンする言葉です。(siは後ろにil, ilsがきた時のみ)
〜覚え歌〜 二文字で eで終われば エリジオン la que siて覚えて 忘れるな
「ふたもじで ウーでおわれば エリジオン らくしておぼえて わすれるな」と読みます。
《アンシェヌマン》
フラ語では、結びつきの強い言葉同士の場合、母音で始まる言葉は前の言葉とつなげて読みます。
もともと単独でも発音される語末の子音を注ぎの母音とつなげて読むのがアンシェヌマンです。
なので! il イル+ a アは、「イラ」と読むわけです。
《リエゾン》
これも「つなげて読むこと」です。
アンシェヌマンと違うのは、単独では発音されない子音字を次の母音とつなげて発音するようになることです。
nous ヌ+avons アヴォンが「ヌザヴォン」となるわけです。
それじゃ、もう一回活用をやってみてね!今度は主語代名詞の順番がランダムになっているよ☆
Exercices 1. 指示された主語に合わせてavoirの活用を完成させましょう。
vous
il
je
elles
tu
nous
ils
elle
次は逆方向で☆
Exercices 2. avoirの活用に合わせて主語代名詞をかきましょう。
( ) avons
( ) as
( ) ont
( ) ai
( ) avez
( ) a
〜使ってみよう〜
第1課で作った名詞群と合わせて使ってみましょう。
Exercices 3. 作文しましょう。
a) 私は車voiture (f) を1台持っています。
b) あなたはご兄弟frère(複数にしてね)いらっしゃいますか?
<解答>
Exercicies 3.
a) J'ai une voiture.
b) Vous avez des frères?